GA4で(not set)が異常に多い場合の対処法
運用
2023年9月19日
GoogleのアナリティクスGA4を見ていて(not set)が異常に多いことはないでしょうか?
今回はGA4で(not set)の原因を探って、今後異常なデータにならないように対策します。
目次
(not set)とは
一般的に(not set)と表示される項目はデータが正しく表示されない場合に、使用されることが多いですが、(not set)が異常に多い場合はリファラースパムが原因となることもあります。どうやら今回はリファラースパムが怪しいです。
リファラースパムとは
偽のリファラー情報を使用して、Web担当者やマーケティング担当者がそのリファラーサイトを訪問するように促すことで、トラフィックや認知度を増やすことを目的としたスパムです。
(not set)の原因を探る
集客→ユーザー獲得→ユーザーの最初の参照元を調べてみると、馴染みのないurlumbrella.comってのがあります。どうやらこのurlumbrella.comが悪影響を与えているようです。
直接このurlumbrella.comをブラウザで開くのは怖いので、そんなときに便利なツールでaguseというものがあります。このaguseのサイトにアクセスして調べたいサイトのURLを入れると、指定したURLのサイトの情報をみることができます。
今回調べたurlumbrella.comはマルウェアなどは検出されませんでしたが、アナリティクスで正確な分析が得られなくなるため、今回はurlumbrella.comからの参照元を除外します。
参照元除外方法
GA4の設定画面に移動します。
プロパティ→データストリーム→タグ設定を行う
「タグ設定を行う」まで移動すると、設定項目が表示されますので、「もっと見る」をクリックします。
もっと見るを開くと「除外する参照元リスト」が表示されますので、「除外する参照元リスト」をクリックします。
設定画面移動後、
マッチタイプ・・・参照ドメインが次を含む
ドメイン・・・urlumbrella.com
を入力して保存します。作業は以上となります。
もし、Googleアナリティクスを見ていて、異常な数の(not set)がある場合は、リファラースパムの原因が高いです。その場合は、除外設定を行い正確なデータ収集を行いましょう。