オンラインミーティングに最適なヘッドセット「Anker PowerConf H700」のレビュー
レビュー
2024年2月15日

コロナ以降リモートワークや、オンラインミーティングは日常の一部になりました。今まで私はiPhoneに付属のマイク付きイヤホンを使ってきましたが、まわりの雑音がひどいと、私の声が伝わらなかったり、相手の声が聞き取りづらいといった問題がありました。そこで今回は、そのような問題を解決するため「Anker PowerConf H700」を購入したので、実際使ってみたレビューをご紹介します。
目次
主な機能
今回は私のレビューをメインにお届けするため、商品の詳しい仕様などはAnkerの公式サイトを御覧ください。主な製品仕様は以下のとおりです。
重さ | 約184g (ヘッドセット本体) |
防水規格 | IPX5 |
通信規格 | Bluetooth 5 |
Bluetoothプロファイル | A2DP, AVRCP, HFP |
対応コーデック | SBC / AAC |
連続通話時間 | 通常モード:最大24時間 ノイズキャンセリングモード:最大21時間 |
再生可能時間 | 通常モード:最⼤35時間 ノイズキャンセリングモード:最大28時間 |
充電時間 | 約2時間 |
充電端子 | USB Type-C |
パッケージ内容 | Anker PowerConf H700、充電スタンド (A3510034のみ) 、USB-C & USB-A ケーブル、USB-A to USB-C 変換アダプタ、Bluetooth USB アダプタ、ハードトラベルケース、クイックスタートガイド、安全マニュアル、18ヶ月保証 + 6ヶ月 (Anker Japan 公式サイト会員登録後) 、カスタマーサポート |
製品型番 | A3510031 (充電スタンドなし) / A3510034 (充電スタンド付属) ※製品の仕様は予告なく変更されることがありますので、予めご了承ください。 |
次からは、機能ごとに私のレビューを紹介します。
外観と装着感
Anker PowerConf H700の外観は、マットな質感で高級感がありますね。お値段以上の見た目です。
装着感については、直接肌に触れる耳と頭の部分は柔らかいスポンジ素材をレザーっぽい生地で覆われており、長時間つけていても痛くなりにくいですね。またこのレザーっぽい生地がしっとりとしていて、つけ心地が非常に良いです。

音質について
まずはじめに、マイク、ヘッドホンともにノイズキャンセリング機能が付いています。
マイクに関してですがノイズキャンセリング機能のおかげで、相手にクリアな声を届けることが出来ます。 以前使用していたiPhoneのマイク付きイヤホンの場合、相手にまわりの声や雑音が私の声と同じボリュームで届いていたため聞こえにくいと苦情がありましたが、Anker PowerConf H700に変えてからは指摘されることがなくなりました。
次にヘッドホンの音質ですが今回初めて、ノイズキャンセリング機能を使ったので、他の商品と比較はできませんが、私のイメージでは周りの音はまったく聞こえなくなるかと思いましたが、そうではなかったです。
まわりの喋り声は小さくはなりますが、確実に聞こえます。 ただ、空調の音はほぼ消えます。これには驚きました。 またこのヘッドセットは、ノーマル、ノイズキャンセリング、外部音取り込みの3パターンを物理ボタンで切り替えられるので、ヘッドホンをしたまま、隣の人との会話もスムーズにできます。
音質について、会議など実務に使う用途の場合は特に問題なく満足できます。ただ、音にこだわる場合(映画や音楽)はそこまで期待しなほうがいいです。
あと、Anker PowerConf H700はワイヤレス接続です。私の場合、MacBookとヘッドセットをBluetooth接続で使っていますが安定した接続で、遅延も気にならないレベルです。特にリモートワークやオンラインでのコミュニケーションが増えている現在、このような安定性は非常にうれしいです。
ミュート機能が便利
今まで使っていたものだとミュートする際は、例えばZoomを使っている場合、Zoomのミュートボタンをクリックするか、MacBook自体のミュートボタンをクリックする必要がありましたが、Anker PowerConf H700の場合は、さまざまなアクションでミュートすることができます。
ちなみに、ミュートする方法は以下の3種類あります。
- ヘッドセットを外す
- 物理ボタンを押す
- マイクを上に持ち上げる
『マイクを上に持ち上げる』機能が私の使用状況においてはよく使うミュート方法です。ワイヤレスのためPCから離れていてもすぐにミュートできるのは便利です。

改善してほしい点
いままで、Anker PowerConf H700を持ち上げてきましたが、改善してほし点もあります。
ヘッドホンにダイヤルが付いていて、そのダイヤルを1回タップすると音楽の再生、停止ができます。仕事中音楽を聞くことはないので、不用意な操作でよく間違えて押すことがありますが、そのたびに私のMacの場合、ミュージックアプリが起動します。起動するは私のミスなのでしょうがないですが、設定画面でボタンのカスタマイズができないのが不便に感じます。

もう1点はAnkerWorkアプリをインストールすると、イコライザーの設定やファームウェアの更新ができますが、AnkerWorkアプリからヘッドセットを認識させるには付属のUSBドングルを刺さないと認識しないのが不便。すでにBluetoothで繋がっているのでドングル無しで認識してほしい。
どんなユーザー向けか
私のように、周りの声や雑音による問題がある場合は非常に有能なヘッドセットです。音質に関してはあくまで、オンラインミーティングなど仕事の実務で使う用途なら特に問題ないですが、音質にこだわる方は専用のものを選んだほうがいいです。